令和4年度 富山県障がい者スポーツ指導員養成講習会(初級)を開催しました

 富山県総合体育センター(富山市秋ヶ島)を会場に、11月23日(水:勤労感謝の日)、11月26日(土)、12月4日(日)、10日(土)の4日間の日程で開催しました。今年度の受講生は20名と昨年と比べると少ない受講生となりました。現在、新型コロナウイルス感染症の感染状況が拡大傾向にある影響と思われます。今年もこれまで同様に、消毒の徹底・マスクの着用・パーテーションの設置など、感染予防を徹底した講習会となりました。

富山県障がい者スポーツ指導員養成講習会(初級)カリキュラム日程・・・PDF

11月23日(水:勤労感謝の日)

恒川  修 事務局長の開会の挨拶
受講者の皆さん
「各障がいの理解(肢体)」西能病院整形外科 医長 岩澤 智宏 先生
整形外科医としてのこれまでの経験を活かし、身体障害(肢体不自由)について詳しく説明を受けました。
「各障がいの理解(聴覚)」富山県聴覚障害者協会 副理事長 小中 栄一 先生
聴覚障害者の複数のコミュニケーション方法について学びました。
「各障がいの理解(視覚)」 富山県視覚障害者福祉センター 所長 高島  豊 先生
視覚障害者の支援方法について学びました。
「コミュニケーションスキルの基礎」 富山大学教育学部 准教授 福島 洋樹 先生
身体活動を使ってコミュニケーションする方法を実践しました。
小グループで意見交換を行いながら学びを深めていきました。
「各障がいの理解(知的)」 めひの自閉症地域生活支援センター長 東  真盛  先生

11月26日(土)

「各地域の障がい者スポーツ推進の取り組み」 上級障がい者スポーツ指導員 箕島 英二 指導員
障害者スポーツを支える「障がい者スポーツ指導員」の役割について詳しく説明を受けました。
この日行われていた「卓球バレー教室」で、実際に障害者スポーツを体験しました。 
障害の重い方も楽しむことができる卓球バレー 
ルールがわかってくると思わず力が入ってしまいます。真剣勝負! 障害者も健常者も一緒に楽しむことができました。

12月4日(日)

「スポーツのインテグリティと指導者に求められる資質」 富山大学教育学部 准教授 神野 賢治 先生
スポーツ活動は事故と常に隣り合わせであること。安全配慮義務等について説明を受けました。
「障がい者スポーツに関する諸施策」 富山県厚生部障害福祉課 寳達 芳郎 管理係長
行政の立場から障害者福祉施策とスポーツについて説明を受けました。
「全国障害者スポーツ大会の概要」 富山県障害者スポーツ協会  恒川 修 事務局長
全国障害者スポーツ大会「富山県選手団の活動の様子」をまとめた動画を真剣に見る受講生の皆さん
「各障がいの理解(精神)」医療法人社団信和会障害者社会復帰センター あゆみの郷 上波 薫 センター長
精神障害の種類や特徴について説明を受けました。

12月10日(土)

「各障がいのスポーツ指導上の留意点と工夫」 帝京平成大学 人文社会学部 准教授 泉  敏 郎 先生
講義のスタートからグループで活動。ドラえもんの絵を描くことからスタート
何も見ないで描くといろんなドラえもんがでてきました。一番うまかった人がグループのリーダーになってもらいました。
視覚障害者をサポートしていく方法を実践。視覚障害者がいかに階段が怖いかを体感
「障がい者スポーツの意義と理念」 京都産業大学現代社会学部 教授 奥田 睦子 先生
手をクロスさせて組んでみる。
実技を交えての障害者体験を行いました。
「安全管理」 独立行政法人地域医療機能推進機構 金沢病院整形外科診療部長 金澤 芳光 先生  安全管理について詳しく説明を受けました。
恒川局長から、受講生全員一人ひとりに修了証書が渡されました。