「インクルーシブスポーツに喰らいつけ」と題し、金沢星稜大学と富山グラウジーズが共催した障害者スポーツ体験会が開催され、障害者スポーツ協会も協力してきました。

 「インクルーシブスポーツ」は,共生的な社会の実現に向けて障がいの有無や程度 にかかわらず多様な人々が共に実施できるスポーツを指しています。今回は、車椅子バスケットボール・フライングディスク(アキュラシー競技)・ボッチャと3つのスポーツを体験する形で開催されました。

 4月3日(日)黒部市総合体育館で開催された「富山グラウジーズ」対「横浜ビー・コルセアーズ」の試合に多くのバスケットボールファンが観戦に来られました。この機会を通じて、インクルーシブスポーツについての理解を深めてもらおうと、金沢星稜大学人間科学部スポーツ学科の西村貴之 教授(スポーツマネジメント専攻)のゼミの学生さんが、会場準備から、受付・指導と大活躍されました。

 グラウジーズの選手たちも空いた時間に、体験に訪れてくれました。プロのバスケットボール選手が、車椅子バスケットボールを体験し、車椅子の操作方法等について真剣に取り組んでくれました。また、小学生用にツインバスケットボールの低いゴールも準備して、車椅子に乗ってシュートする楽しさを体験されました。

 フライングディスク(アキュラシー競技)では、投げる距離を3m・5m・7mと設定。6枚のディスクの内、3枚はアイマスクを付けて音源を聞きながらディスクを投げる体験を楽しんでおられました。

 ボッチャのブースでは、参加していただいた人数を集計しており、最終的には193名の方々が体験されました。担当の学生さんは、10:00~14:00までほとんど休むことなく、ルールや技術ポイントを熱心に伝え、ボッチャの面白さを充分に伝えられたと感じました。

 富山グラウジーズの試合が始まると、体験に来てくれた選手たちを全員で応援し、盛り上がることができました。

体験会スタートにあたり、全員が円陣を作って気合を入れます。
フライングディスク  アイマスクを付けてもらい、拍手の音を頼りに投げる体験を行ってもらいました。
車椅子バスケットボールの体験 なかなかボールがリングにとどきません。
小学生には低いゴールで体験してもらいました。 東京パラリンピック日本代表「岩井孝義」選手も熱心に指導してくれました。
富山グラウジーズの選手も車椅子バスケットを体験してくれました。
富山県障がい者スポーツ指導者協議会から、小島之弘さんが、ボッチャとフライングディスクの指導・応援に来てくれました。 
ボッチャの得点の数え方について熱心に説明する学生さん。
ボッチャの体験に一人で参加の方に、富山グラウジーズのマスコット「グラッキー」が対戦相手になってくれました。
ボッチャ担当の3人 休みなくよく頑張ってくれました。 13:00頃の参加人数は171名 この後まだまだ増えます。
試合開始時間が近づくにつれ、多くの方々が体験会に来てくれ、大盛況です。
体験会を頑張ってくれた西村ゼミの皆さん。
後片付け終了後 全員で記念撮影。 障がい者スポーツ指導員の小島さんからは、「皆さんも資格を取って一緒に活動しましょう。」と呼びかけがありました。